ゲーミングマウスの選び方とおすすめメーカーを徹底解説!

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ゲーミングマウスの選び方とおすすめメーカーを徹底解説!

ゲーミングマウスとは、PCゲームを快適にプレイするために最適化されたマウスのことです。ゲーミングマウスには、一般的なマウスと比べて、センサーの性能やボタンの数や配置、重さや形状などが異なる特徴や種類があります。

ゲーミングマウスを選ぶ際には、自分のプレイするゲームのジャンルや持ち方、好みやニーズに合わせて、さまざまなポイントに注意する必要があります。この記事では、ゲーミングマウスの選び方やおすすめのメーカーやモデルを紹介します。

ゲーミングマウスとは

ゲーミングマウスとゲーミングキーボード

ゲーミングマウスとは、PCゲームをプレイする際に使用するマウスです。さまざまな特徴やメリット、デメリットがあります。

ゲーミングマウスの特徴や種類

ゲーミングマウスは、マウスの動きを正確に検知するセンサーが搭載されています。センサーの性能は、DPI(ドット・パー・インチ)という数値で表されいて、DPIが高いほどマウスを少し動かしただけでカーソルが大きく動くようになります。DPIは、マウスの設定で変更できるものが多く、ゲームのジャンルや自分の好みに合わせて調整が可能です。

また、ゲーミングマウスには左右のクリックボタンやホイールのほかに、サイドボタンやDPI切り替えボタンなど、多機能なボタンが付いているものが多くあります。これらのボタンは、ゲーム内での操作やショートカットキーなどに割り当てることが可能です。ボタンの数や配置は、自分のプレイスタイルやゲームのジャンルによって選べます。

さらに、ゲーミングマウスはパソコンとの接続方法として、ワイヤレスや有線などがあります。それぞれの特徴が異なりますので、後述の内容を参考にしてください。

ゲーミングマウスと一般的なマウスとの違いとは?

光るゲーミングマウス

ゲーミングマウスは、PCゲームを快適にプレイするために、センサーの性能やボタンの数や配置などが最適化されています。一方で一般的なマウスは、PCの基本操作やネットサーフィンなどに適したシンプルな機能やデザインが多いです。

また、ゲーミングマウスは、自分の好みやゲームのジャンルに合わせて、DPIやボタンの割り当てなどをカスタマイズできるものが多いです。一般的なマウスは、カスタマイズできる範囲が限られているものが多いです。

さらに、ゲーミングマウスは、長時間の使用でも疲れにくいように、重さや形状などが工夫されていますが、一般的なマウスは普段使いに適した標準的な重さや形状のものがほとんどです。

ゲーミングマウスのメリットとデメリット

ここまでの内容をもとに、ゲーミングマウスのメリットとデメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
PCゲームを快適にプレイできる自分の好みやゲームのジャンルに合わせてカスタマイズできる長時間の使用でも疲れにくい一般的なマウスに比べて値段が高いボタンが多すぎると操作が難しいワイヤレスタイプはバッテリーの消耗や入力遅延が気になる

ゲーミングマウスのメリットとデメリットをもとに、自分に最適な製品を選んでいきましょう。

ゲーミングマウスの選び方

ゲーミングマウスと一般的なマウスの比較

ここからは、ゲーミングマウスの選び方を具体的に紹介します。

プレイするゲームに合わせて選ぶ

ゲーミングマウスは、プレイするゲームのジャンルによって最適なモデルが異なります。具体的には下表の内容をご覧ください。

種類選び方
FPS(ファーストパーソン・シューティング)やTPS(サードパーソン・シューティング)などのシューティングゲームセンサーの性能が高く、軽量で動かしやすいゲーミングマウスがおすすめ。モデルによってはDPIやレポートレートなどをカスタマイズでき、ゲームごとに最適な設定でプレイ可能。
MMO(マッシブ・マルチプレイヤー・オンライン)やMOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)などのオンラインゲームボタン数が多く、キーボード操作をマウスに割り当てられるゲーミングマウスがおすすめ。マクロ機能が搭載されたゲーミングマウスも便利。
RTS(リアルタイム・ストラテジー)やSLG(シミュレーション・ゲーム)などの戦略ゲームカーソルの移動速度や精度が重要なゲームなので、DPIの切り替えができるゲーミングマウスがおすすめ。また、ホイールの回転やクリック感も重視したい。

上表をもとに、プレイしたいゲームの特徴に合わせてゲーミングマウスを選んでみましょう。

接続方法で選ぶ

ゲーミングマウスは、パソコンとの接続方法として、ワイヤレスや有線などがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の好みや環境に合わせて選びましょう。

 ワイヤレスタイプ有線タイプ
メリットケーブルがないので自由に動かせるパソコンから離れた位置でも使いやすい断線のようなトラブルが発生しない通信が安定しているバッテリーの消耗や充電の必要がないワイヤレスタイプに比べて軽い
デメリットバッテリーの消耗や入力遅延が気になるレシーバーの紛失や故障がある有線タイプに比べて重いケーブルが邪魔になるケーブルの長さによってはパソコン本体に近づかなければならない断線などのトラブルが発生する可能性がある

上記を参考にして、接続タイプを選んでみましょう。

性能で選ぶ

ゲーミングマウスは性能で選ぶことも重要です。先述したDPIに加えて、性能を示す数値をご紹介します。

種類内容
DPI(ドット・パー・インチ)マウスの動きを検知するセンサーの精度を表す数値。DPIが高いほど、マウスを少し動かしただけでカーソルが大きく動く。 ゲームのタイトルや自分の感度に合わせて、マウスの設定で変更できるものが多い。 一般的には、DPIは1,000~3,000程度が適切とされている。
レポートレート(ポーリングレート)マウスがパソコンに情報を送る頻度を表す数値。 数値が高いほど、マウスの動きが滑らかに反映される。 Hz(ヘルツ)という単位で表され、一般的には、レポートレートは500~1000Hzが適切とされている。
リフトオフディスタンス(LOD)マウスを持ち上げたときにセンサーが反応しなくなる高さを表す数値。 数値が低いほど、マウスを持ち上げたときにカーソルがずれにくい。 mm(ミリメートル)という単位で表され、一般的には、リフトオフディスタンスは1~3mmが適切とされている。

上表の数値はあくまでも目安であり、個人の好みなどに応じて設定することも可能です。

ボタンの数や配列で選ぶ

ゲーミングマウスのおすすめのボタン数や配置

ゲーミングマウスは、左右のクリックボタンやホイールのほかに、サイドボタンやDPI切り替えボタンなどが付いているものが多くあります。

自分のプレイスタイルやチーム内での役割などで、最優先に使いたい機能やショートカットは人それぞれ異なるものです。ゲーミングマウスのボタンの数や配置にあわせて、より効率の良い操作をカスタマイズして設定しましょう。

例えば、シューティングゲームであれば、ボタン数が少なく、シンプルなゲーミングマウスがおすすめです。シューティングゲームでは、素早いエイムや反応が重要なので、余計なボタンがないほうが操作しやすいからです。また、ボタンの配置も、手のひらや指の動きに合わせて自然に押せるものが良いでしょう。

一方、オンラインゲームであれば、ボタン数が多く、キーボード操作をマウスに割り当てられるゲーミングマウスがおすすめです。オンラインゲームでは、複数のアイテムやメニューを駆使しながら戦うことが多いので、マウスで操作できると便利です。

また、マクロ機能が搭載されたゲーミングマウスも重宝します。マクロ機能とは、複数の操作を一つのボタンに登録できる機能です。例えば、アイテムの使用やスキルの発動などを一つのボタンで行えるようにすることができます。

重さや形状で選ぶ

ゲーミングマウスの重さや形状は、自分の持ち方や操作感に大きく影響します。重さや形状は、個人の好みやプレイスタイルにあわせて検討しましょう。

まず重さは、マウスの操作性や疲労度に影響します。重いマウスは、安定感がありますが、動かすのに力が必要になります。軽いマウスは、動かしやすいですが、動きすぎてコントロールが難しい場合があります。

一般的には、重さは90g~100g前後が適切とされているので、目安にしてください。また、なかには重さを調整できるゲーミングマウスもありますので、検討してみても良いでしょう。

形状は、マウスの持ち心地やフィット感に影響します。左右対称のものや非対称のもの、高さや幅の違いなどがあります。自分の持ち方に合わせて選ぶことをおすすめします。ゲーミングマウスの持ち方には、かぶせ持ちやつまみ持ちが挙げられます。

かぶせ持ちでは、マウスの操作に手首や腕を使うことが多いため、高さや幅が大きく、手のひらにフィットする形状のマウスがおすすめです。また、つまみ持ちでは、マウスの操作に指を使うことが多いため、高さや幅が小さく、軽量で動かしやすい形状のマウスが重宝します。

自分の持ち方に合わせたサイズ・形状を選ぶ

サイズや形状については、自分に適するものを選んでください。自分の持ち方に合わないマウスは、操作感が悪くなったり、手や腕に疲労や痛みを感じたりする恐れがあるからです。

自分に合うゲーミングマウスを選ぶ際は、実際に店舗に足を運んで、さまざまなメーカーやモデルのゲーミングマウスを手に取り、確認してみるのがおすすめです。

もし店舗に足を運べないときは、製品レビューや紹介動画などのコンテンツを参考にしてください。レビューや動画では、他のユーザーの感想や操作感、持ち方などを知ることができます。自分の持ち方に近いユーザーのレビューや動画を探して、マウスのサイズや形状などを比較してみると良いでしょう。

その他の機能にも注目

ゲーミングマウスには、センサーやボタンなどの基本的な機能のほかに、RGBライティングやワイヤレス充電、マウスバンジーなどの機能にも注目してみましょう。

RGBライティングとは、マウスのロゴやホイールなどに色彩豊かな光を発する機能です。マウスの設定で色やパターンを変更できるものが多く、ゲームの雰囲気を高めたり、自分の好きな色にカスタマイズできたりします。

また、ワイヤレス充電とは、マウスを専用のマウスパッドに置くだけで充電できる機能で、ワイヤレスタイプのゲーミングマウスに搭載されている場合が多いです。

マウスバンジーとは、有線タイプのゲーミングマウスのケーブルを固定するアクセサリーです。ケーブルの引っかかりやずれを防いで、操作の滑らかさや安定感を向上させます。ゲーミングマウスに付属している場合もあれば、別売りで購入する場合もあります。

これらの機能は、ゲームのプレイに役立ったり、操作感を向上させたりすることができます。自分の好みやニーズに合わせて、機能の有無や性能をチェックしてみてください。

ゲーミングマウスのおすすめメーカー

ゲーミングマウスは、さまざまなメーカーから販売されています。メーカーによって、ゲーミングマウスの性能やデザイン、価格などが異なります。ここでは、ゲーミングマウスのおすすめメーカーを紹介します。

ロジクール(Logicool)

ロジクールは、スイスに本社を置くパソコン周辺機器のメーカーです。ロジクールは、ゲーミングマウスの分野では、Logicool Gというブランドで高品質な製品を提供しています。

同社のゲーミングマウスは、センサーの性能やボタンのカスタマイズ性が高く、ワイヤレスタイプのラインナップも豊富で、プロゲーマーやeスポーツの大会でも多く使用されています。

レイザー(Razer)

レイザーは、中国に本社を置くゲーミングデバイスのメーカーです。同社のゲーミングマウスは、RGBライティングやワイヤレス充電などの独自の機能が搭載されており、デザインも洗練されています。また、ゲームのジャンルや持ち方に合わせて選べるモデルが多いです。

コルセア(Corsair)

コルセアは、アメリカに本社を置くゲーミングデバイスのメーカーです。コルセアのゲーミングマウスは、センサーの性能やボタンのカスタマイズ性が高く、重量調整やマクロ機能などの機能が搭載されています。また、MMOやMOBAなどのオンラインゲームに適した多ボタンモデルが特徴です。

ゾーイ(ZOWIE)

ゾーイは、日本(東京都台東区)に本社を置くゲーミングデバイスのメーカーです。ゾーイのゲーミングマウスは、センサーの性能やボタンのカスタマイズ性が高く、形状やサイズのバリエーションが豊富です。FPSやTPSなどのシューティングゲームに適したモデルが特徴です。

スティールシリーズ(SteelSeries)

スティールシリーズは、デンマークに本社を置くゲーミングデバイスのメーカーです。スティールシリーズのゲーミングマウスは、RGBライティングを搭載したメッシュデザインの超軽量マウスが有名です。ワイヤレス充電も可能で、ラインナップも豊富であり、持ち方や重さに合わせて選べるモデルが多いです。

その他のメーカー

その他のメーカーとしては、ASUS(エイスース)やELECOM(エレコム)などが挙げられます。ASUSは、台湾に本社を置くパソコンやスマートフォンのメーカーです。ASUSは、ゲーミングマウスの分野では、ROG(Republic of Gamers)というブランドで製品を提供しています。センサーの性能やボタンのカスタマイズ性が高く、RGBライティングやワイヤレス充電などの機能が搭載されているモデルを展開中です。

また、ELECOMは、日本(大阪府大阪市)に本社を置くパソコン周辺機器のメーカーです。ELECOMは、ゲーミングマウスの分野では、DUXなど複数のブランドで高品質な製品を提供しています。センサーの性能やボタンのカスタマイズ性が高く、重量調整やマクロ機能などの機能が搭載されています。

まとめ

ゲーミングマウスには、センサーの性能やボタンの数や配置、重さや形状などが異なる特徴や種類があります。ゲーミングマウスを選ぶ際には、プレイするゲームのジャンルに合わせて選んだり、接続方法や性能などを重視したりして、できれば実際に触って選んでみましょう。

また、ゲーミングマウスは、多くのメーカーやモデルがあります。自分の好みやニーズに合わせて、最適なゲーミングマウスを見つけましょう。

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